現状に満足することなく、日々成長していきたい
- [ 化成品の研究開発職 ]
- 東京研究所長尾 優汰
- 現在の仕事内容を教えて下さい。
- 品質管理部門に所属し、多糖の「デキストラン」、脂肪分解酵素の「リパーゼ」、凝乳酵素の「レンネット」の原材料の受入試験と出荷前の試験を主に担当しています。試験は、目視確認のような試験から、原子吸光光度計やガスクロマトグラフィーを使った試験まで多岐にわたります。数多くの試験を部門員で分担して行っており、今は毎日違う試験を担当しています。
デキストランは医薬品原料（原薬）として使用される製品もあることから、薬機法※や適正製造規範等の遵守も必要となるため、情報収集や対応等について、先輩方に指導して頂きながら業務を行っています。
※医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（医薬品医療機器等法）
- 仕事での面白さややりがい、また職場の雰囲気はどうですか。
- 面白さを感じるのは、原材料の受入から製品の出荷までの全ての工程に携わるため、同じ試験や業務をし続けることが殆どないことです。業務の幅が広く、新しいことを勉強し、実践するので、毎日の業務で成長を感じられます。
職場の雰囲気は年齢層も幅広く、明るく温かみがあります。また、若手の意見も尊重して頂けるので、自分の思ったことや感じたことについて積極的に意見交換できる環境や雰囲気であることも、仕事のやりがいに繋がっていると感じます。
- これからの目標や夢を聞かせて下さい。
- 誰からも信頼される品質管理担当者になることです。まだ、自身の知識や技術不足を日々痛感するばかりですが、携わる全ての仕事から学び、まずは先輩方から安心して仕事を任せてもらえるようになりたいです。そして、現状に満足することなく、品質管理はもちろんのこと他の業務についても理解を深めて、日々成長していきたいと考えています。
- 名糖産業を志望した理由と最終的に入社を決めた理由を教えて下さい。
- 就職活動の当初は薬剤師として製薬企業に就職しようとかなと漠然と思っていました。名糖産業に興味を持ったのは、就職活動を始めてから医薬品の原材料（原薬）や酵素製品を製造していることを知ったからです。アルファベットチョコレートの企業として子供のころから馴染みがあった企業が、原薬や酵素製品も製造していることに驚いたのと同時に、幅広い分野の経験ができる可能性に惹かれました。
最終的に入社を決意したのは、OB訪問や説明会等で担当者の方の熱心さや温かな社風や雰囲気を感じたこと、そして原薬の製造管理・品質管理に携わることで薬剤師の資格を活かしつつ、幅広い分野の経験を積むことができると確信したからです。
- 学生の皆さんへメッセージをお願いします。
- どんな仕事でも、毎日同じ業務だけを行うことは殆どないと思います。日々の勉強が負担に感じることもあるかと思いますが、学生のうちにより広い分野を経験すると、そこで得た知識・経験が役立つ時がきっと来るはずです。「自分の専攻分野は○○だから。」といった固定観念やイメージに縛られずに、日々の勉強だけではなく気になったことや少しでも興味を持ったことには積極的に取り組んでもらえたらと思います。