名糖産業株式会社

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Sustainability Report

meito Sustainability Report 2024

基本方針

名糖産業グループは、企業理念・経営基本姿勢・企業行動憲章に基づき、社会・環境に調和した事業活動を通じてステークホルダーの皆様からの信頼を確かなものとするため、その重要課題としてSDGsの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとともに企業価値の向上を目指します。

社会・環境と当社との関係

当社が社会・環境に及ぼす主な影響について、事業の価値連鎖(バリューチェーン)に沿って抽出します。

価値連鎖(バリューチェーン)

重要課題(マテリアリティ)

重要課題(マテリアリティ)

社会・環境にとっての重要度と
当社にとっての重要度から特定したマテリアリティは、
SDGsに直結します。

マテリアリティ/SDGs目標

SDGs目標(KPI)

当社は、5つのマテリアリティに対して2030年度を期限とするSDGs目標(KPI)を定めます。

マテリアリティ KPI(2030年度期限)
環境負荷削減 食品廃棄物 食品廃棄物(生産量原単位)を30%削減(2020年度比)
CO2排出量 CO2排出量(売上高原単位)を25%削減(2020年度比)
食の安全安心 第三者認証 FSSC22000(食品)、ハラール・コーシャ(化成品)の維持
健康貢献 健康生活、高齢社会に応じた商品開発の継続
人権・ダイバーシティの推進 女性活躍 女性管理職比率を10%以上
男性の育児休業 男性の育児休業の取得を100%
エンゲージメント ワーク・エンゲージメントを50%以上改善(2020年度比)
人権・ダイバーシティ教育 全社員への教育
社会貢献活動 カカオ豆の生産地支援 カカオ豆生産者へアルファベットチョコレートの売上の一部を寄付
地域貢献 直売店の運営、児童養護施設などへのチョコレート寄贈
ガバナンス コーポレートガバナンス・コードに基づく強化 公正な経営、リスク軽減、ステークホルダーとの信頼構築

各マテリアリティに対する取り組み

環境負荷削減

SDGs7,SDGs12,SDGs13

KPI
(2030年度期限)
実績
(2023年度)
食品廃棄物 食品廃棄物(生産量原単位)を30%削減 7.1%削減(2020年度を基準)
CO2排出量 CO2排出量(売上高原単位)を25%削減 19.4%削減(2020年度を基準)
<共通>
・省エネ設備への更新
・環境に配慮した商品設計
・社内書類・提出資料の電子化、ペーパーレス化推進継続
<食品事業>
・瀬戸工場・小牧工場・本社に太陽光発電を設置
・包装材料におけるプラスチックおよび紙の使用量の削減
・食品工場での食品残渣の削減
・フードロス削減に取り組む企業と取引開始
<化成品事業>
・廃棄物の有効活用
小牧工場太陽光発電設備(省エネ)

小牧工場太陽光発電設備
(省エネ)

包装フィルムの薄肉化(プラスチック削減)

包装フィルムの薄肉化
(プラスチック削減)

気候変動に関する取り組み

名糖産業グループは、温室効果ガス削減に積極的に取り組むとともに、気候変動対応は重要な経営課題と認識し、TCFDフレームワークに沿った開示を推進してまいります。

TCFDフレームワークとは
・TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)によって公表された、気候変動による企業への財務影響を開示するための枠組みのことです。このフレームワークはガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標の4つの開示項目で構成されています。
開示項目
・ガバナンス :気候変動に対してどのような体制で検討し、それを企業経営に反映しているか。
・戦略    :短期・中期・長期的な気候変動によって、企業経営にどのような影響を与えるか。またそれについてどう対応していくのか。
・リスク管理 :気候変動のリスクについて、どのように特定、評価し、またそれを低減しようとしているか。
・指標と目標 :リスクと機会の評価について、どのような指標を用いて判断し、目標への進捗度を評価しているか。

※詳細は名糖産業株式会社TCFD情報開示で公表しております。

食の安全安心

SDGs3,SDGs12

KPI
(2030年度期限)
実績
(2023年度)
第三者認証 FSSC22000(食品)、ハラール・コーシャ(化成品)の維持 認証維持
健康貢献 健康生活、高齢社会に応じた商品開発の継続 栄養食品1品 商品化
<食品事業>
・FSSC22000の運用による品質維持
・「おいしさ、たのしさ、健康」を追求した商品の開発
<化成品事業>
・FSSC22000・医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理規則(GMP)の認証維持
・ハラール(イスラム教)、コーシャ(ユダヤ教)の認証維持
栄養食品商品(健康貢献)

栄養食品商品
(健康貢献)

食品安全への取り組み

名糖産業グループは、食品安全方針のもと、工場では各部門が連携して取り組む仕組みとして国際的な食品安全規格であるFSSC22000の認証を取得し、安全・安心な商品の提供に取り組んでおります。

【品質向上に向けた取り組み】
・食品安全会議の定期開催
・品質管理室主催の品質意識向上セミナーを各工場で開催
・品質に関する勉強会を各工場で定期開催
・専門業者による防虫対策および社員教育の実施
・食品安全に向けたDX化の取り組み
・製品品質の向上のための印字設備(レーザープリンター)の新規導入
・防虫防鼠対策の強化のための設備の新規導入
品質に関する勉強会の様子

品質に関する勉強会の様子

レーザープリンターによる賞味期限印字

レーザープリンターによる賞味期限印字

人権・ダイバーシティの推進

SDGs5,SDGs8,SDGs16

KPI
(2030年度期限)
実績
(2023年度)
女性活躍 女性管理職比率を10%以上 比率5.5%
男性の育児休業 男性の育児休業の取得を100% 取得率100%
エンゲージメント ワーク・エンゲージメントを50%以上改善 5%改善
人権・ダイバーシティ教育 全社員への教育 ハラスメントのeラーニングを全社員受講
<共通>
・ダイバーシティフォーラムの開催
・男性育児休業取得のための社内制度活用の推進
・障がい者雇用の推進
・eラーニングによるハラスメントの全社員教育

ダイバーシティへの取り組み

名糖産業グループは、従業員満足度や働きがいの向上、加えて多様な価値観からイノベーションを生み出し、活性化を図るため、ダイバーシティの推進に取り組んでいます。

  • ・2023年度は2月にWeb形式でダイバーシティフォーラムを開催し、対話を通じて多様性の相互理解を深めた。
  • ・2023年度より導入した育児休暇制度を積極的に運用し、対象の男性社員全員の取得に至った。
ダイバーシティフォーラムの様子(2024年2月Web開催)

ダイバーシティフォーラムの様子(2024年2月Web開催)

社会貢献活動

SDGs3,SDGs8

KPI
(2030年度期限)
実績
(2023年度)
カカオ豆の生産地支援 カカオ豆生産者へアルファベットチョコレートの売上の一部を寄付 ガーナのカカオ豆生産地区の小学校に対し寄付を実施
(下部に詳細を掲載)
地域貢献 直売店運営、児童養護施設などへのチョコレート寄贈 児童養護施設等にチョコレートを寄贈
フードバンク推進協議会を通じ、商品の寄贈を開始
<共通>
・「令和6年能登半島地震」の復旧・復興活動に役立てていただくため、会社および社員からの募金により集まった災害義援金318万円を日本赤十字社に寄付
・人道支援機関の運営支援のため、国連WFP(World Food Programme)協会の評議会に入会
・名古屋市西区に本社のある菓子会社5社でハロウィンイベントを開催
・共同募金会を通じて児童養護施設などへのチョコレート寄贈
・フードバンクへの商品寄贈

カカオ豆の生産地支援の取り組み

名糖産業グループは、カカオ豆生産者の支援として教育機会をサポートし、児童労働を防ぐことを目的にガーナの小学校への学用品の寄付活動に取り組みました。

ガーナにおける支援活動
・ガーナのカカオ豆生産地であるCentral州のDiaso周辺の小学校10校に対し、3年計画で、教科書と文房具の支援を行い、就学支援を行うとともに児童労働撲滅に向けて啓蒙活動を行う。
・2023年度の1年目の取り組みは、3つの小学校に通う1・2年生 201名の子どもたちに教科書、ノートや鉛筆などを寄贈した。
子どもたちの未来のために
・現地のインタビューで、保護者が子どもたちの将来の幸せを切に祈る一方で、経済的な問題もあり、これまでの支援が十分でないことを知ることができた。ガーナの子どもが一人でも多く笑顔になるよう支援活動を継続する。
ガーナでの寄贈式典の様子

ガーナでの寄贈式典の様子

ガバナンス

SDGs5,SDGs16

KPI
(2030年度期限)
実績
(2023年度)
コーポレートガバナンス・コードに基づく強化 公正な経営、リスク軽減、ステークホルダーとの信頼構築
  • ・女性役員の登用
  • ・人権方針・環境方針・調達方針の策定
<共通>
・取締役会の定期開催(2023年度は8回開催)
・指名・報酬委員会の定期開催(2023年度は4回開催)
・コンプライアンス委員会の定期開催(2023年度は1回開催)
・サステナビリティ推進委員会の定期開催(2023年度は2回開催)

取締役会の多様性とサステナビリティの取り組み

名糖産業グループは、コーポレート・ガバナンスの充実が経営の重要課題の一つであると認識し、経営環境の変化に的確に対応するとともに、経営の基本方針に沿って企業価値の永続的な向上を目指すために、経営上の組織体制や仕組みを整備し、必要な施策を実施してまいります。

取締役会の多様性
・2023年6月の定時株主総会で女性社外取締役(山本光子氏)を選任。
取締役会は社内取締役5名、社外取締役3名で社外取締役の比率は37.5%(2024年7月現在)。
取締役に占める女性の比率は12.5% (2024年7月現在) 。
「人権方針」「環境方針」「調達方針」の制定
・近年では企業のサステナブルな活動がこれまで以上に求められており、2023年3月にはサステナビリティ推進委員会を発足させ、部署横断の活動を推進。
この取り組みの一環として、新たに名糖産業グループの「人権方針」「環境方針」「調達方針」を定めました。

<取締役の人数と男女別>

区分 男性 女性 合計
社内 5名(63%) 0名(0%) 5名
社外 2名(25%) 1名(13%) 3名
<社外取締役の職業背景>
経営者・弁護士・公認会計士