名糖産業株式会社

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Sustainability Report

meito Sustainability Report 2023

基本方針

名糖産業グループは、企業理念・経営基本姿勢・企業行動憲章に基づき、社会・環境に調和した事業活動を通じてステークホルダーの皆様からの信頼を確かなものとするため、その重要課題としてSDGsの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとともに企業価値の向上を目指します。

社会・環境と当社との関係

当社が社会・環境に及ぼす主な影響について、事業の価値連鎖(バリューチェーン)に沿って抽出します。

価値連鎖(バリューチェーン)

重要課題(マテリアリティ)

重要課題(マテリアリティ)

社会・環境にとっての重要度と
当社にとっての重要度から特定したマテリアリティは、
SDGsに直結します。

マテリアリティ/SDGs目標

SDGs目標(KPI)

当社は、5つのマテリアリティに対して2030年度を期限とするSDGs目標(KPI)を定めます。

マテリアリティ KPI(2030年度期限)
環境負荷削減 食品廃棄物 食品廃棄物(生産量原単位)を30%削減(2020年度比)
CO2排出量 CO2排出量(売上高原単位)を25%削減(2020年度比)
食の安全安心 第三者認証 FSSC22000(食品)、ハラール・コーシャ(化成品)の維持
健康貢献 健康生活、高齢社会に応じた商品開発の継続
人権・ダイバーシティの推進 女性活躍 女性管理職比率を10%以上
男性の育児休業 男性の育児休業の取得を100%
エンゲージメント ワーク・エンゲージメントを50%以上改善(2020年度比)
人権・ダイバーシティ教育 全社員への教育
社会貢献活動 カカオ豆の生産地支援 カカオ豆生産者へアルファベットチョコレートの売上の一部を寄付
地域貢献 直売店の運営、児童養護施設などへのチョコレート寄贈
ガバナンス コーポレートガバナンス・コードに基づく強化 公正な経営、リスク軽減、ステークホルダーとの信頼構築

各マテリアリティに対する取り組み

環境負荷削減

SDGs7,SDGs12,SDGs13

KPI
(2030年度期限)
実績
(2022年度)
食品廃棄物 食品廃棄物(生産量原単位)を30%削減 15.7%削減
(2020年度を基準)
CO2排出量 CO2排出量(売上高原単位)を25%削減 9.5%削減
(2020年度を基準)
<共通>
・省エネ設備への更新
・環境に配慮した商品設計
・社内書類・提出資料の電子化、ペーパーレス化推進継続
<食品事業>
・瀬戸工場に太陽光発電を設置
・包装材料におけるプラスチック使用量の削減
・食品工場での食品残渣の削減
・フードロス削減に取り組む企業と取引開始
<化成品事業>
・廃棄物の有効活用
捕虫器誘導灯LED化(省エネ)

捕虫器誘導灯LED化
(省エネ)

包装フィルムの薄肉化(プラスチック削減)

包装フィルムの薄肉化
(プラスチック削減)

CO2排出量削減への取り組み

名糖産業グループは、環境負荷削減のため、温室効果ガスであるCO2の排出量削減に積極的に取り組み、環境にやさしい事業活動を進めます。

再生可能エネルギーの活用
・瀬戸工場では工場の屋上を利用し、太陽光発電の設備を導入し、2023年3月から発電を開始した。
・2023年7月には瀬戸工場の太陽光設備を増設。また、2023年8月には小牧工場で発電開始予定。さらに、建設中の本社においても屋上に太陽光発電の設置を計画。
CO2削減効果
・3拠点での稼働で、830千kWhの電気使用量を削減し、CO₂換算では380t-CO₂の削減を見込む。
太陽光発電設備・瀬戸工場(省エネ)

太陽光発電設備・瀬戸工場(省エネ)

食の安全安心

SDGs3,SDGs12

KPI
(2030年度期限)
実績
(2022年度)
第三者認証 FSSC22000(食品)、ハラール・コーシャ(化成品)の維持 認証維持
健康貢献 健康生活、高齢社会に応じた商品開発の継続 栄養食品2品 商品化
<食品事業>
・FSSC22000の運用による品質維持
・「おいしさ、たのしさ、健康」を追求した商品の開発
<化成品事業>
・FSSC22000・医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理規則(GMP)の認証維持
・ハラール(イスラム教)、コーシャ(ユダヤ教)の認証維持
栄養食品商品(健康貢献)

栄養食品商品(健康貢献)

食品安全への取り組み

名糖産業グループは、食品安全方針のもと、工場では各部門が連携して取り組む仕組みとして国際的な食品安全規格であるFSSC22000の認証を取得し、安全・安心な商品の提供に取り組んでおります。

【品質向上に向けた取り組み】
・食品安全会議の定期開催
・品質管理室主催の品質意識向上セミナーを各工場で開催。
(社内ルール、衛生、アレルギーに関する内容についての基本事項を教育)
・各工場における5S活動の推進
・専門業者による防虫対策および社員教育の実施
・フードディフェンスのための安心カメラ設置および管理
品質向上セミナーの様子

品質向上セミナーの様子

安心カメラの管理の様子

安心カメラの管理の様子

人権・ダイバーシティの推進

SDGs5,SDGs8,SDGs16

KPI
(2030年度期限)
実績
(2022年度)
女性活躍 女性管理職比率を10%以上 比率3.6%
男性の育児休業 男性の育児休業の取得を100% 取得率12.5%
エンゲージメント ワーク・エンゲージメントを50%以上改善 2%改善
人権・ダイバーシティ教育 全社員への教育 ハラスメントのeラーニングを全社員受講
<共通>
・一般職を廃止し、総合職へ統合する人事制度改訂の実施
・ダイバーシティフォーラムの開催
・男性社員の育児参加を推進するため育児休暇制度の導入
・障がい者雇用の推進
・eラーニングによるハラスメントの全社員教育

ダイバーシティへの取り組み

名糖産業グループは、従業員満足度や働きがいの向上、加えて多様な価値観からイノベーションを生み出し、活性化を図るため、ダイバーシティの推進に取り組んでいます。

  • ・2022年度は1月、2月に新型コロナウイルス感染対策のため、Web形式でダイバーシティフォーラムを開催し、対話を通じて多様性の相互理解を深めた。
  • ・社員の潜在的な能力の発揮と活性化を図るため、一般職を廃止し、総合職へ統合する人事制度改訂を2023年度より実施した。
  • ・男性の育児休業の取得を推進する目的で、2週間の育児のための休暇が必ず取得できる会社独自の育児休暇制度を2023年度より導入した。
第2回ダイバーシティフォーラム(2023年1月Web開催)

第2回ダイバーシティフォーラム
(2023年1月Web開催)

社会貢献活動

SDGs3,SDGs8

KPI
(2030年度期限)
実績
(2022年度)
カカオ豆の生産地支援 カカオ豆生産者へアルファベットチョコレートの売上の一部を寄付 持続可能なチョコレート原料の調達に関わるネットワーク参画
地域貢献 直売店運営、児童養護施設などへのチョコレート寄贈 フードバンク推進協議会を通じ、商品の寄贈を開始
<共通>
・カカオ生産地への支援を行う非営利の国際会員組織・世界カカオ財団へ2021年より加盟
・持続可能なチョコレート原料の調達に関わるネットワークに参画
・共同募金会を通じて児童養護施設などへのチョコレート寄贈
・フードバンクへの商品寄贈
・直売店運営による地域との交流

社会貢献の取り組みと反響

名糖産業グループは、企業行動憲章に社会貢献を掲げ、よき企業市民として社会の経済・文化発展に貢献するための活動に取り組んでまいります。

  • ・愛知県共同募金会へのクリスマスチョコレート寄贈
  • ・フードバンク推進協議会等を通じ、加盟団体への商品の寄贈を開始
愛知県共同募金会様からの感謝状ならびにお礼の手紙

愛知県共同募金会様からの感謝状ならびにお礼の手紙

福岡県様、フードバンク協議会様との協力証ならびに支援先の様子(全国フードバンク推進協議会様提供)

福岡県様、フードバンク協議会様との協力証ならびに支援先の様子(全国フードバンク推進協議会様提供)

ガバナンス

SDGs5,SDGs16

KPI
(2030年度期限)
実績
(2022年度)
コーポレートガバナンス・コードに基づく強化 公正な経営、リスク軽減、ステークホルダーとの信頼構築 サステナビリティ推進委員会の設置
<共通>
・取締役会の定期開催(2022年度は9回開催)
・指名・報酬委員会の定期開催(2022年度は4回開催)
・コンプライアンス委員会の定期開催(2022年度は1回開催)
・2022年度中間決算より決算説明会の動画配信を開始

組織体制

名糖産業グループは、コーポレート・ガバナンスの充実が経営の重要課題の一つであると認識し、経営環境の変化に的確に対応するとともに、経営の基本方針に沿って企業価値の永続的な向上を目指すために、経営上の組織体制や仕組みを整備し、必要な施策を実施してまいります。

・企業としての社会的責任を果たすため、2023年3月にサステナビリティ推進委員会を設置。

サステナビリティ推進体制